都区内在住 男子
小石川中学を受検しようと考えたのは、4年の終わりごろ、父がすすめてくれたからです。 家では、検査Ⅰの作文問題のために、「確かに…しかし」や「そもそも論」「つまり」のような便利な接続詞を上手に使えるようにしました。検査Ⅱのためには、毎日7ケタ÷7ケタの計算をしました。 早稲進の「合格講座」では、大切なところはくり返したり、声を大きくして頭に焼き付くような教え方をしてもらったところがよかったです。また、先生の解説が面白く、聞き飽きることがなかったことも、授業に集中するという意味でよかったと思います。 “そっくり模試”は、5回すべて受けました。自分の今のレベルが分かって、どれだけ伸びなければならないかや、取捨選択の仕方、効率のよい解き方が分かったことなどがよかったと思います。また、本番の休けい中に友達とデキを話し合わないなど、小さくても大事なことを知ることができたこともよかったと思います。 こうして合格できたのは、「合格講座」を受けるときに常に前の席にいることを心がけ、復習をきちんと積み重ねてきたからだと思います。模試でも、先生の解説を聞き、ノートを取りました。そして、模試が返却されたときは、弱点の多さに毎回、涙を流しました。検査の約1ヶ月前は、上がり調子だった検査Ⅱができなくなり、あせりました。直前でその問題をある程度クリアすることができるようになりました。 受検当日は、検査Ⅰは学んだことを活かし切れず、上っ面だけの文章になった気がしました。そして、検査Ⅱは3分の1を無回答で終わらせる大失敗を犯しました。ただ、確実に点が取れる提案型の問題を書いておいたことが吉と出ました。これは早稲進で学んだ作戦です。検査Ⅲでは得意分野でない、理数問題は手がつけられない問題もあり、落ちたと思いました。帰る時、他の受検生の笑顔がうらやましく、自分が2年間、父、母、大島先生、上田先生にお世話になったのに、お返しができなかったことを悔やみました。家に帰る間、帰った後も泣きました。泣き止んでからは神だなで結果が出るまで祈っていました。 結果は合格でした。嬉しいというより、なぜ落ちなかったか分からず、すがすがしくありませんでした。 2年間の早稲進で僕の世界は広がりました。物事を理科的に考えて、ものの有様を考え、様々な視点を持ちました。2年間、毎週末、朝早く通塾して、前の方の席で受けていたカイがありました。比かく的自由な環境が、ぼくに合っていました。ぼくに様々な考え方を伝えてくださった大島先生、上田先生、この塾を選んでくれた父、母、一緒に学び合い、競争し、笑い合った早稲進のたくさんの友達に感謝します。